薬浴方法の紹介☆
こんにちは!
看護師の岡本です🍀
前回のブログでは薬浴についてのお話をさせていただきましたので今回は一例ですが、実際の薬浴方法をご紹介します💡
定期的に薬浴で通っていただいている小太郎ちゃんにご協力いただきました✨
以前は毎日ステロイドの投薬・週1回の薬浴通院から、現在は頓服の痒み止め投与・月2回程度の薬浴で皮膚の状態がだいぶ維持できるようになってきています。
長年の炎症から皮膚の黒ずみはなかなか完全に治ることは難しいですが、痒みが減り毛も生えてきてくれたことを飼い主さまは大変喜んでいただいています。
では早速薬浴方法について写真と併せてご紹介していきます❗

❶シャンプー前に痒みの程度、現状の皮膚の状態をチェックし、必要であれば検査します。
獣医師のもと、使用するシャンプー剤が決まったらまずはブラッシングです✊
薬浴が必要な子達は皮膚が通常よりも敏感になっている子が多いため、目の粗くブラシ先端が丸みを帯びたもので優しくブラッシングしていきます。
なるべくここで毛玉やもつれ、抜け毛や汚れを取り除くことでシャンプーがより浸透しやすくなります。

❷ブラッシングが終わったら次は念入りにぬるま湯で体を濡らしていきます。
この時気をつけたいのが温度調整です。温度でいうと37°くらい、少しぬるいかな?と感じる温度設定で行っていただくのがベストかと思います。
あまりにも冷たいのも良くないですが、熱すぎてしまうと痒みの原因ともなります。

❸しっかりと地肌まで濡らすことができましたら次はクレンジング剤を使用していきます。
(※❸の工程はべたつきがある場合)
あまりにもべたつきや汚れが酷い場合は身体を濡らす前に塗布し馴染ませていくこともありますが、今回は濡らした後に馴染ませていきしっかりと乳化させていきます。
しっかり馴染ませた後は洗い流しがないようしっかりと流していきます。

❹次に低刺激のシャンプー剤を使用し、予洗いしていきます。
クレンジングでほとんんど落とせているのですが、予洗いシャンプーを行うことで次の薬浴シャンプーの浸透力をより高めていきます。
当院では低刺激の泡で出るタイプのものを使用していますが、液体シャンプーをお使いの場合はよく泡立てて優しく泡で洗うようにして使用することをお勧めします。
すすぎ残しがないようしっかりと流していきます。

❺ここまでしっかりと基礎を作り上げることができましたら、いよいよ薬用剤を使用してシャンプーしていきます。
薬用剤の中には泡立てず原液のまま使用することを推奨しているものもありますので、その子に合った薬剤と使用方法でおこなっていきます。
基本的には全体に馴染ませたあと、数分間つけ置きの時間をとります。
この際、皮膚炎が酷い部分から洗うことで長い時間、薬剤を浸透させることができますので、洗う順番も大切になってきます。
冬場などは寒いのでタオルをかけてあげるなどして寒さ対策をしてあげてください。
時間になりましたら今回もしっかりとすすぎ残しがないよう流していきます。

❻しっかりと洗浄はできたのでこれで終わり!の方が多いと思いのですが、乾燥が大敵なので、洗浄後は保湿をしてあげることがとても大切です❗
私たちもお化粧水を使ったあと、乳液やクリームを使用しないとつっぱたり、乾燥しますよね!動物も同じです。
乾燥することで過剰に皮脂をだしたりトラブルにつながることもあります。
院内で使用しているものは、掛け流しで洗い流す必要がないものを使用しています。丁寧に何度も掛け流し浸透させていきます。

❼ここからは乾かしに入ります。
できるだけドライヤーの時間を短くしたいので、吸収できる水分はここでしっかりと優しくタオルで拭き取っていきます。
水分の吸収も良く肌触りもいいマイクロファイバーのような生地がお勧めです!
乾かしに関しましても諸説ありますが、基本的には内側までしっかり乾かすことを目標にしています。ですが、とても皮膚が悪く短毛の子(パグちゃん等)はタオルドライのみで終了することもありますし、8割程度乾いたら終了にするケースもあります。
ドライヤーの温度も温風のみでなく冷風に切り替え、なるべく皮膚の温度が上がりすぎないように注意しています。

初めのブラッシング時や乾かす時に使用しているブラシは左側のようなピンの間が広く、先端が丸くなっているようなものを多く使用していますが、トイプードルちゃん達のように、絡まりやすく毛が伸びづらい場合には右側のスリッカーブラシをなるべく地肌にあてないよう注意しながら使用しています。

全ての工程が終了しました✨
皮膚の保湿が優先な子は被毛に対してトリートメント効果が高いものを使用していないため、手触りに関しては劣ることがありますが、べたつきや匂いが取れ痒みも減り満足していただけることが多いです。
今回は一例をご紹介しましたが、工程や使用するものが多く大変に思われたと思います💦
確かに楽なことではありませんし、ご家庭の状況によって不可能な場合も多いのが現状です。
また、お水やドライヤーが苦手な子もとても多いです💧
お預かりして少しずつ慣らしていったり、温浴のみで対応したりなど、その子にあった最適なケアをご相談できればと思います。
今回の内容が少しでも新しい発見に繋がったり、皮膚が悪くない子達でも日々のスキンシップの中で皮膚の状態を気にしていただけるきっかけになれば嬉しいです😊✨
※今回ご紹介した方法はあくまでも長期的に経過を診てきた結果の一例ですので、全ての子が同じ工程・同じ商品が合うとは限りません。
必ず獣医師の診断のもとご相談ください。
看護師の岡本です🍀
前回のブログでは薬浴についてのお話をさせていただきましたので今回は一例ですが、実際の薬浴方法をご紹介します💡
定期的に薬浴で通っていただいている小太郎ちゃんにご協力いただきました✨
以前は毎日ステロイドの投薬・週1回の薬浴通院から、現在は頓服の痒み止め投与・月2回程度の薬浴で皮膚の状態がだいぶ維持できるようになってきています。
長年の炎症から皮膚の黒ずみはなかなか完全に治ることは難しいですが、痒みが減り毛も生えてきてくれたことを飼い主さまは大変喜んでいただいています。
では早速薬浴方法について写真と併せてご紹介していきます❗
❶シャンプー前に痒みの程度、現状の皮膚の状態をチェックし、必要であれば検査します。
獣医師のもと、使用するシャンプー剤が決まったらまずはブラッシングです✊
薬浴が必要な子達は皮膚が通常よりも敏感になっている子が多いため、目の粗くブラシ先端が丸みを帯びたもので優しくブラッシングしていきます。
なるべくここで毛玉やもつれ、抜け毛や汚れを取り除くことでシャンプーがより浸透しやすくなります。
❷ブラッシングが終わったら次は念入りにぬるま湯で体を濡らしていきます。
この時気をつけたいのが温度調整です。温度でいうと37°くらい、少しぬるいかな?と感じる温度設定で行っていただくのがベストかと思います。
あまりにも冷たいのも良くないですが、熱すぎてしまうと痒みの原因ともなります。
❸しっかりと地肌まで濡らすことができましたら次はクレンジング剤を使用していきます。
(※❸の工程はべたつきがある場合)
あまりにもべたつきや汚れが酷い場合は身体を濡らす前に塗布し馴染ませていくこともありますが、今回は濡らした後に馴染ませていきしっかりと乳化させていきます。
しっかり馴染ませた後は洗い流しがないようしっかりと流していきます。
❹次に低刺激のシャンプー剤を使用し、予洗いしていきます。
クレンジングでほとんんど落とせているのですが、予洗いシャンプーを行うことで次の薬浴シャンプーの浸透力をより高めていきます。
当院では低刺激の泡で出るタイプのものを使用していますが、液体シャンプーをお使いの場合はよく泡立てて優しく泡で洗うようにして使用することをお勧めします。
すすぎ残しがないようしっかりと流していきます。
❺ここまでしっかりと基礎を作り上げることができましたら、いよいよ薬用剤を使用してシャンプーしていきます。
薬用剤の中には泡立てず原液のまま使用することを推奨しているものもありますので、その子に合った薬剤と使用方法でおこなっていきます。
基本的には全体に馴染ませたあと、数分間つけ置きの時間をとります。
この際、皮膚炎が酷い部分から洗うことで長い時間、薬剤を浸透させることができますので、洗う順番も大切になってきます。
冬場などは寒いのでタオルをかけてあげるなどして寒さ対策をしてあげてください。
時間になりましたら今回もしっかりとすすぎ残しがないよう流していきます。
❻しっかりと洗浄はできたのでこれで終わり!の方が多いと思いのですが、乾燥が大敵なので、洗浄後は保湿をしてあげることがとても大切です❗
私たちもお化粧水を使ったあと、乳液やクリームを使用しないとつっぱたり、乾燥しますよね!動物も同じです。
乾燥することで過剰に皮脂をだしたりトラブルにつながることもあります。
院内で使用しているものは、掛け流しで洗い流す必要がないものを使用しています。丁寧に何度も掛け流し浸透させていきます。
❼ここからは乾かしに入ります。
できるだけドライヤーの時間を短くしたいので、吸収できる水分はここでしっかりと優しくタオルで拭き取っていきます。
水分の吸収も良く肌触りもいいマイクロファイバーのような生地がお勧めです!
乾かしに関しましても諸説ありますが、基本的には内側までしっかり乾かすことを目標にしています。ですが、とても皮膚が悪く短毛の子(パグちゃん等)はタオルドライのみで終了することもありますし、8割程度乾いたら終了にするケースもあります。
ドライヤーの温度も温風のみでなく冷風に切り替え、なるべく皮膚の温度が上がりすぎないように注意しています。
初めのブラッシング時や乾かす時に使用しているブラシは左側のようなピンの間が広く、先端が丸くなっているようなものを多く使用していますが、トイプードルちゃん達のように、絡まりやすく毛が伸びづらい場合には右側のスリッカーブラシをなるべく地肌にあてないよう注意しながら使用しています。
全ての工程が終了しました✨
皮膚の保湿が優先な子は被毛に対してトリートメント効果が高いものを使用していないため、手触りに関しては劣ることがありますが、べたつきや匂いが取れ痒みも減り満足していただけることが多いです。
今回は一例をご紹介しましたが、工程や使用するものが多く大変に思われたと思います💦
確かに楽なことではありませんし、ご家庭の状況によって不可能な場合も多いのが現状です。
また、お水やドライヤーが苦手な子もとても多いです💧
お預かりして少しずつ慣らしていったり、温浴のみで対応したりなど、その子にあった最適なケアをご相談できればと思います。
今回の内容が少しでも新しい発見に繋がったり、皮膚が悪くない子達でも日々のスキンシップの中で皮膚の状態を気にしていただけるきっかけになれば嬉しいです😊✨
※今回ご紹介した方法はあくまでも長期的に経過を診てきた結果の一例ですので、全ての子が同じ工程・同じ商品が合うとは限りません。
必ず獣医師の診断のもとご相談ください。
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