忘れていませんか?

こんにちは🌻看護師の守谷です。

みなさんのおうちのわんちゃんや猫ちゃんは、予防関係をしっかりしていますか?
わんちゃんは春は狂犬病やフィラリア検査等で病院に来る機会が多かったと思いますが、そこで終わってしまっていたり、
うちの猫ちゃんはお外に出さないから何もしていない!という方がいらっしゃるかもしれません。

ですが、どの犬猫にも予防はとても大事なことです💡
今一度、見直していきましょう👀


◆混合ワクチン
犬や猫がかかってしまうと重篤な症状が出てしまう病気を予防するためのワクチンです💉
狂犬病ワクチンとは違い義務ではありません。また、おうちの中だけで生活している猫ちゃんはそういった病気に感染するリスクは少ないかもしれません。
ですが、不特定多数の犬や猫が集まる場所…例えばドッグランやトリミング施設、また、急にペットホテルに預ける場合や入院をしなくてはならない状況になった時に、その施設で移ってしまう可能性が大きくなってしまいます⚠️
生まれて始めて打つ場合は約1ヶ月おきに2〜3回、そのあとは1年に1回の摂取で予防することができます。
とても大事なワクチンなので、おうちの子がしっかり摂取できているか、1年をすぎているのに忘れてしまっていないか、改めて確認をしてあげてください😌
2553764.jpg


◆ノミ・マダニ予防
「ノミ」は、体長1〜2mm程度と非常に小さいサイズの吸血性の寄生虫です。
気温が13℃を超えると活動ができるので、一度お家に入ってしまうと年中繁殖が可能になってしまい、どんどん増え続けてしまいます😱
お外をお散歩するわんちゃんにくっつくのはもちろん、外で人の服や靴などにくっついて家に持ち込んでしまう可能性もあります。
特に最近、当院でもノミに寄生されてしまったわんちゃんや猫ちゃんが来院されることが多いです💦

「マダニ」は、初夏から秋にかけて活動する種類もいれば、冬に活動する種類のマダニもいるので、一年中油断はできません❗️
こちらもノミ同様、草むら、河川敷、公園にも生息し、お散歩中のわんちゃんや人を狙って寄生します。
咬まれると、犬や猫などの動物は皮膚炎や貧血などの病害を引き起こします。
またSFTS(重症熱性血小板減少症候群)など、人にも感染する怖い病気を媒介する寄生虫でもあります😨

ノミ・マダニの予防はセットで駆虫・予防ができるお薬です。
背中に垂らすスポット剤、犬は食べるタイプのお薬もあります。
投薬したら3,4ヶ月効果が持続するものもあるので、使いやすいものをお選びください🍀
スクリーンショット 2024-07-28 14.38.02.png

◆フィラリア予防
フィラリアは蚊が媒介する寄生虫で、幼虫の状態で皮膚から入り、成長して血管に侵入、最終的には心臓に寄生し心臓病を引き起こします🦟
当院で扱っている薬のタイプは大きく分けて1ヶ月に1回飲む内服薬、1年に1回の注射薬の2種類です。

特に内服薬でのフィラリア症を予防するポイントは、2つあります⚠️
ひとつは、1ヶ月ごとに確実に薬を飲ませること
そして、もうひとつは、薬を始める時期と終わらせる時期を守ることです。
フィラリアの感染幼虫が体内に入っても、これらが皮膚の下で生活している間は、犬の体に変化はありません。
入ってから心臓や肺の血管に移動する準備が整うまでに『2ヶ月』くらいかかるので、この間にお薬を飲んで駆虫をする仕組みになっています。
どんなタイミングで感染しても、体に入ったフィラリアを確実に全滅させる為に、1ヶ月に1度というタイミングが定められています💡

薬を飲む期間は
 始めるタイミング・・・蚊が飛ぶようになってから1ヶ月後
 終えるタイミング・・・蚊がいなくなってから1ヵ月後
です。
当院では4月末〜11月末、もしくは5月頭〜12月頭の8ヶ月を投薬期間としています。
「蚊を見なくなった」「涼しくなった」と勝手に判断して投薬をやめてしまうと、半年以上続けてきた予防の努力をムダになってしまうので最後までしっかり飲むようにお願いします。

春の時期に半分の4回分をお持ちいただいた方は、ここでうっかり忘れて終わってしまった…💦
ということが毎年多々ありますので、忘れずに残りの分も取りに来ていただければと思います!

また、猫にも感染する恐れがあり、お薬もございますのでご心配な方はご相談ください🐱
24422976.jpg



いかがでしたでしょうか?
どの病気も感染したり、発症してしまうと怖いものばかりです⚡️
予防しておけばよかった…😢と後悔しないようにぜひ見直していただければと思います。
予防に関してご不明な点やご質問などがございましたら、お気軽にスタッフまでお尋ねください😊

2493979.jpg

この記事へのコメント