特別企画 第3週目『歯磨きの練習の仕方 導入編!』
こんにちは
看護師の守谷です

いきなり質問ですが・・・
みなさんのおうちのわんちゃんネコちゃんは、歯みがきができていますか?
「嫌がってやらせてくれない!」
「そもそもどうやって教えたら良いのかわからない…」
という方、多いのではないかなと思います。
デンタルケアは毎日のおうちでのケアがとても大切です
前回のブログではスケーリングのお話をしましたが、
手術できれいな歯になったのに、おうちでのケアをしなければ
また歯周病が再発してしまいます
しかし、いきなり歯ブラシを使ってやろうとしても
顔を背けたり、歯ブラシを噛んでしまったり… となかなか難しいですよね
ということで、
特別企画第3週目は、『歯みがきの練習の仕方 導入編!』です✨✨
※今回はわんちゃん限定のお話になりますので、ネコちゃんの練習の仕方を知りたい方は
ぜひスタッフまでお尋ねください

犬はもともと顔や口の周りを触られるのが苦手な動物です
なので、歯ブラシなどの道具を使う前に
☆落ち着いて顔や口周りを触らせてくれる
☆嫌がらずに唇をめくったり、歯を触らせてくれる
ということが、しっかりできるようになることが重要なんです
まずは、ここを最初の目標に練習を積んでいきましょう💪
まず、『歯磨きの姿勢』についてです。
特に決まりはなく、どんな姿勢でも構いません
例えば…
正面から行う姿勢

お膝の上や足の間に入れて後ろから行う姿勢

ソファなどの上で行う姿勢
あおむけの姿勢 などなど…
飼い主さんとわんちゃんがお互いリラックスして行える姿勢を探してみてください♪
では実際に練習に入る前に、『楽しく練習するためのポイント』をお伝えします
ポイント1 ごほうびを使って練習しよう!
わんちゃんの好きなフードやおやつをごほうびとして使って練習をしていきます!
歯みがきは「嫌なこと
」ではなく、
「良いこと!」「楽しいこと!」という印象を持ってもらうためです。
上手にできた時は、ほめてごほうびをあげましょう♪

☆写真のように、わんちゃんの向いてほしい方向にごほうびをセットしておくと、
目線をキープできるので落ち着いて練習しやすくなります
ポイント2 無理せず少しずつ慣らそう!
練習に慣れていない子や若い子は、じっとしていること自体に厳しいものがります
1つの動作ができたら1つごほうび
特に初めて行うステップでは、1つの動作自体を短くしましょう♪
飽きてしまわないように練習時間は短く
途中で休憩として遊んだり、好きなところをマッサージするなどを挟んであげると集中力が続きやすくなります♪
歯みがきの練習において、焦りや欲張りは禁物です☝️
もし嫌がったりしてうまくできなかった場合は、無理強いせずにまず手を止めます。
仕切り直してもう一度行う場合は…
先ほどよりも動作の時間を短くしたり、1つ前のステップに戻るなど、
失敗した時よりレベルを優しくして、焦らずゆっくり慣らしていきましょう😊
これらのポイントを踏まえたら…
早速練習スタートです
初めて練習を行なう子は、『後ろからの姿勢』が受け入れてもらいやすいので、
今回はこの姿勢でのやり方で説明します♪
Step1 落ち着くことを教える / 体をさわる
歯みがきを始めるには、その場で落ち着いてじっとしていられることが大切!
そして体全体、顔や口周りをさわられることを嫌がらずに受け入れてもらえるように練習していきましょう。

・両手を胸の前に添えて支えると落ち着きやすいです
・落ち着いてその場にいられるようであれば、片手を動かして気持ち良いところを撫でたり、マッサージをしてあげましょう♪
☆練習をするタイミングは、散歩や遊んだ後など、少し疲れている時に行うと落ち着きやすいのでおすすめです!
Step2 顔や口周りをさわる練習
落ち着いてその場にいられるようになったら、顔や口の周りをさわる練習をしましょう
片手で頭や耳、口の横などを撫でるようにさわります

Step3 顔を支える練習
あごやマズル(口周り)を支える練習です
まずは片手から、できたら両手でマズルを包むように支えます

・支えたときに、わんちゃんの動きが止まっていられたらほめてごほうびをあげましょう!
Step4 唇をめくる練習
口周りをさわるのに慣れてきたら、次は唇をめくる練習です。
片手であごやマズルを下から支え、もう片方の手で唇をめくります。

・徐々にめくっている時間を延ばしていきます。
・時間が延びてきたら、めくっている間に歯を覗いてみましょう!
Step5 歯を触る練習
落ち着いて顔周りをさわる、唇をめくることができたら、指で歯や歯茎を触っていきましょう。
片手で唇をめくり、もう片方の手で歯や歯茎をタッチします。

・ 最初は0.5秒タッチするだけ。徐々にタッチする時間を伸ばしていきます。
・犬歯→奥歯→前歯の順に練習していき、1本さわるごとにごほうびをあげながら、まずは上の歯の全てがさわれるように練習しましょう!
さぁ、ここまでできたらシートや歯ブラシの練習に入る準備はばっちりです✨
なかなか長い道のりに感じるかもしれませんが、
毎日のちょっとした積み重ねが成功への近道です
あくまでも焦りや無理強いは禁物です
ぜひ皆さんもおうちでチャレンジしてみてくださいね
しかし、ここで紹介したやり方が全員に当てはまるわけではありません…
「実際にやってみたけどうまくいかない😵💦」
「シートや歯ブラシの使い方 や 練習の仕方はどうしたら良いの?」
「うちの子にはどんな道具があっているの?」
など、わからないことがあればぜひスタッフまでお尋ねください
とはいっても、練習する時間が取れない日があったり…
今日は練習をお休みしたい日もたまにはありますよね(笑)
そんな方に向けて次回は…
『時にはサボったていいじゃない』
さまざまなデンタルケア製品を併用して、毎日のデンタルケアを楽なものにできるようなオススメのやり方を紹介します
特別企画の最終週になります!ぜひお楽しみに

看護師の守谷です


いきなり質問ですが・・・
みなさんのおうちのわんちゃんネコちゃんは、歯みがきができていますか?
「嫌がってやらせてくれない!」
「そもそもどうやって教えたら良いのかわからない…」
という方、多いのではないかなと思います。
デンタルケアは毎日のおうちでのケアがとても大切です

前回のブログではスケーリングのお話をしましたが、
手術できれいな歯になったのに、おうちでのケアをしなければ
また歯周病が再発してしまいます

しかし、いきなり歯ブラシを使ってやろうとしても
顔を背けたり、歯ブラシを噛んでしまったり… となかなか難しいですよね

ということで、
特別企画第3週目は、『歯みがきの練習の仕方 導入編!』です✨✨
※今回はわんちゃん限定のお話になりますので、ネコちゃんの練習の仕方を知りたい方は
ぜひスタッフまでお尋ねください


犬はもともと顔や口の周りを触られるのが苦手な動物です

なので、歯ブラシなどの道具を使う前に
☆落ち着いて顔や口周りを触らせてくれる
☆嫌がらずに唇をめくったり、歯を触らせてくれる
ということが、しっかりできるようになることが重要なんです

まずは、ここを最初の目標に練習を積んでいきましょう💪
まず、『歯磨きの姿勢』についてです。
特に決まりはなく、どんな姿勢でも構いません

例えば…






飼い主さんとわんちゃんがお互いリラックスして行える姿勢を探してみてください♪
では実際に練習に入る前に、『楽しく練習するためのポイント』をお伝えします


わんちゃんの好きなフードやおやつをごほうびとして使って練習をしていきます!
歯みがきは「嫌なこと

「良いこと!」「楽しいこと!」という印象を持ってもらうためです。
上手にできた時は、ほめてごほうびをあげましょう♪

☆写真のように、わんちゃんの向いてほしい方向にごほうびをセットしておくと、
目線をキープできるので落ち着いて練習しやすくなります

練習に慣れていない子や若い子は、じっとしていること自体に厳しいものがります


特に初めて行うステップでは、1つの動作自体を短くしましょう♪

途中で休憩として遊んだり、好きなところをマッサージするなどを挟んであげると集中力が続きやすくなります♪
歯みがきの練習において、焦りや欲張りは禁物です☝️
もし嫌がったりしてうまくできなかった場合は、無理強いせずにまず手を止めます。
仕切り直してもう一度行う場合は…
先ほどよりも動作の時間を短くしたり、1つ前のステップに戻るなど、
失敗した時よりレベルを優しくして、焦らずゆっくり慣らしていきましょう😊
これらのポイントを踏まえたら…
早速練習スタートです

初めて練習を行なう子は、『後ろからの姿勢』が受け入れてもらいやすいので、
今回はこの姿勢でのやり方で説明します♪
Step1 落ち着くことを教える / 体をさわる
歯みがきを始めるには、その場で落ち着いてじっとしていられることが大切!
そして体全体、顔や口周りをさわられることを嫌がらずに受け入れてもらえるように練習していきましょう。

・両手を胸の前に添えて支えると落ち着きやすいです
・落ち着いてその場にいられるようであれば、片手を動かして気持ち良いところを撫でたり、マッサージをしてあげましょう♪
☆練習をするタイミングは、散歩や遊んだ後など、少し疲れている時に行うと落ち着きやすいのでおすすめです!
Step2 顔や口周りをさわる練習
落ち着いてその場にいられるようになったら、顔や口の周りをさわる練習をしましょう
片手で頭や耳、口の横などを撫でるようにさわります

Step3 顔を支える練習
あごやマズル(口周り)を支える練習です
まずは片手から、できたら両手でマズルを包むように支えます

・支えたときに、わんちゃんの動きが止まっていられたらほめてごほうびをあげましょう!
Step4 唇をめくる練習
口周りをさわるのに慣れてきたら、次は唇をめくる練習です。
片手であごやマズルを下から支え、もう片方の手で唇をめくります。

・徐々にめくっている時間を延ばしていきます。
・時間が延びてきたら、めくっている間に歯を覗いてみましょう!
Step5 歯を触る練習
落ち着いて顔周りをさわる、唇をめくることができたら、指で歯や歯茎を触っていきましょう。
片手で唇をめくり、もう片方の手で歯や歯茎をタッチします。

・ 最初は0.5秒タッチするだけ。徐々にタッチする時間を伸ばしていきます。
・犬歯→奥歯→前歯の順に練習していき、1本さわるごとにごほうびをあげながら、まずは上の歯の全てがさわれるように練習しましょう!
さぁ、ここまでできたらシートや歯ブラシの練習に入る準備はばっちりです✨
なかなか長い道のりに感じるかもしれませんが、
毎日のちょっとした積み重ねが成功への近道です

あくまでも焦りや無理強いは禁物です

ぜひ皆さんもおうちでチャレンジしてみてくださいね

しかし、ここで紹介したやり方が全員に当てはまるわけではありません…
「実際にやってみたけどうまくいかない😵💦」
「シートや歯ブラシの使い方 や 練習の仕方はどうしたら良いの?」
「うちの子にはどんな道具があっているの?」
など、わからないことがあればぜひスタッフまでお尋ねください

とはいっても、練習する時間が取れない日があったり…
今日は練習をお休みしたい日もたまにはありますよね(笑)
そんな方に向けて次回は…
『時にはサボったていいじゃない』

さまざまなデンタルケア製品を併用して、毎日のデンタルケアを楽なものにできるようなオススメのやり方を紹介します

特別企画の最終週になります!ぜひお楽しみに
