特別企画 第2週目『スケーリングとは?』
こんにちは
看護師の村田です
今月はデンタルケア強化月間ですが・・・
みなさん想像以上に気にかけてくださり大盛況です
来院してくださった方には出来るだけデンタルケアについてお声がけしていますが、
受付が混雑している時には、お話できない場合がございます
また試供品もご用意しておりますが、数に限りがございます。
多頭飼いされている方など人数分お渡しはできませんのでご了承ください
まだサンプルもらってないよ!
っという方はふらっと立ち寄って”お話だけ”でも大丈夫です
是非お声がけください。
お待ちしております
特別企画 第2週目は歯石除去術(スケーリング)についてです‼️
我々人間は、歯医者さんへ行き施術を受けている間はじっとして耐えますが、
犬ちゃん猫ちゃんは人間と違って、じっとしていられないので麻酔をかけて歯石取りを行います。
よく聞く話ですが
トリミングサロンなどで、
”歯石を取ってもらっているから大丈夫”
”無麻酔で歯石取りしているから安心”
などと言われる方もいますが・・・
確かに目に見える歯石は取れて綺麗に見えていても歯の表面には傷が付き、余計に歯石がつきやすくなります。
そして歯周ポケットには汚れが残りますので根本的な解決にはなりません。
また場合によっては押さえつけての処置になるので、お口を触られる事へのトラウマが植え付けられてしまうこともあります。
歯石を取るのであればしっかり麻酔下での処置が望ましいです。
では実際に、
当院の歯石除去術をご紹介したいと思います
この様な機械を使って処置していきます!

歯石除去・抜歯・歯の分割・研磨(ポリッシング)
一台で全て行える優秀な機械です
(笑)
まず麻酔をかけるにあたり健康状態に問題が無いか
血液が正常に止血できるか,確認するために血液検査を行います。
血液検査に問題が無ければ
麻酔をかけ気管挿管を行い、麻酔下での処置が始まります
まずはフックのような形の先端の機械を使い、
超音波による振動で歯石取りを行います。

ここでポイントとなるのは歯周ポケットまで施術するということです。
(無麻酔だとできない処置です。)
歯石を取ると歯の状態が見えて来ます。
歯石取りをするだけでいいように見えても歯石によって歯茎に繋ぎとめられていただけで、
実際は抜歯が必要な場合もあります。
抜歯が必要な場合は機械を替えて、歯茎から歯の根っこを剥離しながら抜いていきます。
ちなみに歯によっては根っこが3本に分かれている歯もあります。
その場合、歯を分割してから抜いたりなど歯を抜くと言ってもいろんな方法があります。
抜かないと痛みが出るなどの問題が今後起こるような歯は、ここで抜いてしまいます。
また、抜いた歯があった場所には穴が空きますが、基本的には菌を閉じこめる事になってしまうので縫合処置は行いません。
ただし出血などがあった場合は、縫って塞ぐなどして対応することもあります。
この段階で歯石除去を行った歯は見た目は綺麗になりますが、
ここでは終わりません!
次に研磨剤をつけて歯の表面を磨く、研磨(ポリッシング)という施術を行います。

ポリッシングでは歯の表面の凹凸を少なくし滑らかにします。
磨くことで後に歯石などの付着物が付きにくくなり、健康な歯を保つことができます。
ちなみに無麻酔での処置は、ポリッシングがされていないことが多いです。
最後に口腔内専用の抗生剤軟膏を歯周ポケットに塗ってスケーリングの全工程が終了します

飲み薬では歯まで届かないので麻酔がかかっているうちに直接塗ります。
麻酔から覚めたら酸素室に入り体調を整えます。
たくさん抜歯をしたり、食事に影響が出そうな場合を除き
基本的には日帰りとなります。
当日は麻酔をかけている為、絶水絶食となりますが
次の日からいつも通りの食事が行えます。
食欲が有ればドライフードで問題ありません。
全身麻酔をかけての処置には抵抗がある方もいらっしゃるかと思いますが、
当院では2〜3年に一度のスケーリングを推奨しております。
お口の細菌環境により内臓にも影響が出る可能性があるからです。
またデンタルケアを始めるにも一度歯石を取りリセットすることで、
デンタルケア効果の向上や飼い主様のやる気にもつながります
おうちの子がスケーリング対象なのか悩まれていらっしゃる方へ、
デンタルケア強化月間中はアドプリットと言う検査が受けられます。
お口の中の細菌状況を数値化出来ます
ここまでスケーリングについてお話しましたが、
歯石取りをして綺麗になったお口を保つにはその後の飼い主様のケアも重要です
そこで
次週は、お家でのケアについてお話しします
お楽しみに

看護師の村田です

今月はデンタルケア強化月間ですが・・・
みなさん想像以上に気にかけてくださり大盛況です

来院してくださった方には出来るだけデンタルケアについてお声がけしていますが、
受付が混雑している時には、お話できない場合がございます

また試供品もご用意しておりますが、数に限りがございます。
多頭飼いされている方など人数分お渡しはできませんのでご了承ください

まだサンプルもらってないよ!
っという方はふらっと立ち寄って”お話だけ”でも大丈夫です

是非お声がけください。
お待ちしております

特別企画 第2週目は歯石除去術(スケーリング)についてです‼️
我々人間は、歯医者さんへ行き施術を受けている間はじっとして耐えますが、
犬ちゃん猫ちゃんは人間と違って、じっとしていられないので麻酔をかけて歯石取りを行います。
よく聞く話ですが
トリミングサロンなどで、
”歯石を取ってもらっているから大丈夫”
”無麻酔で歯石取りしているから安心”
などと言われる方もいますが・・・
確かに目に見える歯石は取れて綺麗に見えていても歯の表面には傷が付き、余計に歯石がつきやすくなります。
そして歯周ポケットには汚れが残りますので根本的な解決にはなりません。
また場合によっては押さえつけての処置になるので、お口を触られる事へのトラウマが植え付けられてしまうこともあります。
歯石を取るのであればしっかり麻酔下での処置が望ましいです。
では実際に、
当院の歯石除去術をご紹介したいと思います

この様な機械を使って処置していきます!

歯石除去・抜歯・歯の分割・研磨(ポリッシング)
一台で全て行える優秀な機械です

まず麻酔をかけるにあたり健康状態に問題が無いか
血液が正常に止血できるか,確認するために血液検査を行います。
血液検査に問題が無ければ
麻酔をかけ気管挿管を行い、麻酔下での処置が始まります

まずはフックのような形の先端の機械を使い、
超音波による振動で歯石取りを行います。

ここでポイントとなるのは歯周ポケットまで施術するということです。
(無麻酔だとできない処置です。)
歯石を取ると歯の状態が見えて来ます。
歯石取りをするだけでいいように見えても歯石によって歯茎に繋ぎとめられていただけで、
実際は抜歯が必要な場合もあります。
抜歯が必要な場合は機械を替えて、歯茎から歯の根っこを剥離しながら抜いていきます。
ちなみに歯によっては根っこが3本に分かれている歯もあります。
その場合、歯を分割してから抜いたりなど歯を抜くと言ってもいろんな方法があります。
抜かないと痛みが出るなどの問題が今後起こるような歯は、ここで抜いてしまいます。
また、抜いた歯があった場所には穴が空きますが、基本的には菌を閉じこめる事になってしまうので縫合処置は行いません。
ただし出血などがあった場合は、縫って塞ぐなどして対応することもあります。
この段階で歯石除去を行った歯は見た目は綺麗になりますが、
ここでは終わりません!
次に研磨剤をつけて歯の表面を磨く、研磨(ポリッシング)という施術を行います。

ポリッシングでは歯の表面の凹凸を少なくし滑らかにします。
磨くことで後に歯石などの付着物が付きにくくなり、健康な歯を保つことができます。
ちなみに無麻酔での処置は、ポリッシングがされていないことが多いです。
最後に口腔内専用の抗生剤軟膏を歯周ポケットに塗ってスケーリングの全工程が終了します


飲み薬では歯まで届かないので麻酔がかかっているうちに直接塗ります。
麻酔から覚めたら酸素室に入り体調を整えます。
たくさん抜歯をしたり、食事に影響が出そうな場合を除き
基本的には日帰りとなります。
当日は麻酔をかけている為、絶水絶食となりますが
次の日からいつも通りの食事が行えます。
食欲が有ればドライフードで問題ありません。
全身麻酔をかけての処置には抵抗がある方もいらっしゃるかと思いますが、
当院では2〜3年に一度のスケーリングを推奨しております。
お口の細菌環境により内臓にも影響が出る可能性があるからです。
またデンタルケアを始めるにも一度歯石を取りリセットすることで、
デンタルケア効果の向上や飼い主様のやる気にもつながります

おうちの子がスケーリング対象なのか悩まれていらっしゃる方へ、
デンタルケア強化月間中はアドプリットと言う検査が受けられます。
お口の中の細菌状況を数値化出来ます

ここまでスケーリングについてお話しましたが、
歯石取りをして綺麗になったお口を保つにはその後の飼い主様のケアも重要です

そこで

次週は、お家でのケアについてお話しします

お楽しみに
