体毛に隠れていたのは・・・

こんにちは
看護師の村田です


先日手術の為お預かりしたわんちゃんに、マダニが付いていた時のお話です。
(※虫が苦手な方は写真にご注意下さい。)


飼い主様も気が付いてはいなかった様で、
お預かり前の診察時、身体チェック中に大きなマダニを発見


マダニが付いている場合、数ヶ月間駆虫薬を付ける必要があります。
わんちゃんがお薬を付けていない事を確認し、
直ぐにスポットタイプの4ヶ月効くお薬を付けました。


午前の診察が終わり、麻酔をかけ手術が始ります。
麻酔をかけた時にお耳チェックも希望されていたので、見ようとした時・・・

image2 2.jpeg

耳穴の手前部分にもマダニが潜んでいました

image1.jpeg
ガッチリと食い付いています

耳穴付近・目の周り・お尻周りなどマダニが潜んでいる事が多いです!


マダニを見つけても引っぱって取ってはいけません。
噛み付いた口が残ってしまう場合があるからです


反対のお耳にもマダニが付いており、身体にもいくつか発見しました。
もしやと思い、わんちゃんが通った所をよ〜く見ていると👀

黒い点がモゾモゾ・・・

マダニが床を這っていました

駆虫薬の効き目の速さにビックリ
流石です

わんちゃんの入っていたケージにもマダニがモゾモゾ・・・

大きいものでは一円玉くらいに
image3 3.jpeg
大きさの分だけわんちゃんから吸血していると言う事です

採取したマダニ達は脱走しないようにテープなどで密閉するか、
大きいものはジップロップなどに入れてから廃棄します。

image0 3.jpeg
(ノミを見つけた時も同じようにして廃棄します。)

ここで注意するべきなのは、潰さないようにする事です。
お腹の中の卵が飛び散ってしまう事があるからです


手術は無事終わり夕方、飼い主様が迎えにきました。
わんちゃんが飼い主様に駆け寄り体を身震いしたと思ったら、

ピューン・・・ぽと、

本日一番大きいマダニが宙を舞いました

それには飼い主様も我々スタッフもビックリ

まだまだマダニが駆虫薬のおかげて落ちてくるので、お家でも掃除を小まめにして頂くようにお話をしました。


近年ではノミ・ダニ予防が浸透しており、予防して頂いている方が多く
来院されるわんちゃん・ねこちゃんにマダニが付いている子を見るのが少なくなってきましたが、
予防していないとマダニ達はくっ付いてしまうのだと改めて思いました

当院ではペットホテルや手術時のお預かりの際は必ず、
皆様にノミ・ダニ予防をして頂いており、
3〜4ヶ月効くお薬と、1ヶ月効くお薬のご用意がございますので
飼い主様に選択して頂いております。

体重さえ確認できますと、飼い主様のみでもお買い求めできます。
気軽にご来院下さい

私も予防の大切さを伝えられるよう頑張ります

この記事へのトラックバック