寝たきりの介護について〜床ずれの予防〜
こんにちは
看護師の守谷です。
寝たきりになった高齢の子や下半身麻痺などの障害を持つ子は、床ずれ(褥瘡)の予防やケアが必要です
床ずれとは、特定の部位が圧迫され続けることで血行障害が起き、その部位に十分な酸素や栄養が行き届かなくなる状態が続くことで、皮膚の細胞が壊死を起こしてしまう症状のことです。
骨が出っ張っていて脂肪や筋肉が少ない部分(ほお、肩、腰、前足首、後足首など)にできやすくなります
犬猫の床ずれは皮膚が毛に覆われていることから、発見が遅くなってしまうケースも多く、
気づいた時にはかなり進行してしまっていることも少なくありません
そのため、床ずれが「できてから」ではなく「できないように」予防してあげることが大切です☝️
まず、床ずれを防ぐためには体圧を分散するための「マット選び」が重要です❗️
様々な種類のマットがありますが、動物に使用する際は『高反発』のものがおすすめです。
高反発マットは通気性に優れており、排泄物が付着してしまっても簡単に水洗いすることができるので体温管理・衛生管理などの点でとても良いです。
病院にある高反発マット⬇️

中身はこんな感じで水洗いできます⬇️

また、自分で寝返りをうてない場合は、2〜4時間毎に1度体位を変えてあげましょう
体位を変える際には、仰向けの姿勢を経由すると内蔵や関節に負担をかけてしまう可能性があるので、
必ずうつ伏せの姿勢を経由してから逆方向に向けるようにしましょう!
逆向きになるのを嫌がる子の場合には、体の下に手を差し入れて軽く持ち上げるように支えてあげるだけでも、皮膚にかかる圧力を和らげることができます。
そして、皮膚に排泄物が付着して不衛生な状態が続くことも床ずれの原因となります
軽い汚れであれば蒸しタオルや動物用のボディーシートなどで拭き取ってあげましょう。
皮膚や毛にしっかりと付いてしまった汚れには、拭き取るよりも洗い流したほうが衛生的ですが、部分洗いでシャワーをするのは、他の部分が濡れてしまったり、体制をキープさせるのが大変、などの問題があると思います。そういった場合には専用の洗浄液などのグッズもあります!
毛が長い子は、汚れやすい肛門周りやおしり周りの毛を短くしてあげるとお手入れしやすいです

お家でのわんちゃんねこちゃんの介護について、わからないことやお悩みなどがありましたら、お気軽にスタッフまでご相談ください
その子に合ったケアのアドバイスやグッズなどのご紹介ができればと思います

看護師の守谷です。
寝たきりになった高齢の子や下半身麻痺などの障害を持つ子は、床ずれ(褥瘡)の予防やケアが必要です

床ずれとは、特定の部位が圧迫され続けることで血行障害が起き、その部位に十分な酸素や栄養が行き届かなくなる状態が続くことで、皮膚の細胞が壊死を起こしてしまう症状のことです。
骨が出っ張っていて脂肪や筋肉が少ない部分(ほお、肩、腰、前足首、後足首など)にできやすくなります

犬猫の床ずれは皮膚が毛に覆われていることから、発見が遅くなってしまうケースも多く、
気づいた時にはかなり進行してしまっていることも少なくありません

そのため、床ずれが「できてから」ではなく「できないように」予防してあげることが大切です☝️
まず、床ずれを防ぐためには体圧を分散するための「マット選び」が重要です❗️
様々な種類のマットがありますが、動物に使用する際は『高反発』のものがおすすめです。
高反発マットは通気性に優れており、排泄物が付着してしまっても簡単に水洗いすることができるので体温管理・衛生管理などの点でとても良いです。
病院にある高反発マット⬇️

中身はこんな感じで水洗いできます⬇️

また、自分で寝返りをうてない場合は、2〜4時間毎に1度体位を変えてあげましょう

体位を変える際には、仰向けの姿勢を経由すると内蔵や関節に負担をかけてしまう可能性があるので、
必ずうつ伏せの姿勢を経由してから逆方向に向けるようにしましょう!
逆向きになるのを嫌がる子の場合には、体の下に手を差し入れて軽く持ち上げるように支えてあげるだけでも、皮膚にかかる圧力を和らげることができます。
そして、皮膚に排泄物が付着して不衛生な状態が続くことも床ずれの原因となります

軽い汚れであれば蒸しタオルや動物用のボディーシートなどで拭き取ってあげましょう。
皮膚や毛にしっかりと付いてしまった汚れには、拭き取るよりも洗い流したほうが衛生的ですが、部分洗いでシャワーをするのは、他の部分が濡れてしまったり、体制をキープさせるのが大変、などの問題があると思います。そういった場合には専用の洗浄液などのグッズもあります!
毛が長い子は、汚れやすい肛門周りやおしり周りの毛を短くしてあげるとお手入れしやすいです


お家でのわんちゃんねこちゃんの介護について、わからないことやお悩みなどがありましたら、お気軽にスタッフまでご相談ください

その子に合ったケアのアドバイスやグッズなどのご紹介ができればと思います
